【図解要約】15分で読める「7つの習慣」(後編)

さて、これからいよいよ後半戦です。

まだ前半を見ていない方はコチラ

この記事で学べるコト

  • 公的成功するための心得
  • 公的成功のための3つの習慣
  • 最後の習慣で何度も成功を掴む

はじめに

信頼=貯金

公的成功のためにはまわりの人との関係をつくっていく必要がありますが、人間関係を積み上げるためには「信頼」が不可欠です。

その場しのぎの対人テクニックだけでは信頼関係を構築するのは難しいでしょう。

悩んでる人

どうすれば信頼関係をつくることができるの?
「信頼」とは、お金と同じように貯金をすることができ、日頃のつきあいの中で大きくしていくことが重要です。

ひぐらし

「信頼」のある人とない人では、相手の反応はどのように違うのか見てみましょう。


貯金(信頼)がある人とない人

貯金(信頼)がある人の例

会社員のAくんは、無遅刻無欠席の優等生でしたが、ある日寝坊して会社に2時間遅刻してしまいました。
絶対に怒られると思ったAくんでしたが、上司は

上司

Aくんの身に何かあったのかと心配していたよ。無事で何よりだ!
と、怒るどころか心配してくれました。

貯金(信頼)がない人の例

寝坊が原因で遅刻常習犯の会社員のBくんは、この日は早起きし、遅刻しないで出社できる予定電車に乗ろうとしましたが、人身事故の電車遅延により大幅に遅刻して出社してしまいました。
遅刻の理由を説明したBくんでしたが、上司は

上司

どうせ寝坊していた言い訳だろう!キミはもう信用できない
と言われ、いきなり怒鳴られました。

信頼のあるAくんは、普段の信頼貯金の分、多少のミスは「きっと何か理由があったのかな」と察してもらえます。

対して、普段から信用を貯めていないBくんは、正当な理由であったにも関わらず、聞く耳を持ってもらえませんでした。

信頼を貯めるには、日頃の行動や言動に注意しなくてはいけません。


「信頼」が私的成功と公的成功を結ぶ

公的成功を成しとげることができれば、1人では経験することができない大きな成果を生み出すことができます。

しかし、そのためには「信頼」を貯めていくことが必要です。

「信頼」を貯めるには、「私的成功の3つの習慣」で、まず自身の土台づくりをしっかり身に付けていくことが重要です。

さて、これから公的成功を成し遂げる習慣についてひとつずつ見ていきましょう!


公的成功の3つの習慣

習慣4:Win-Winを考える

私的成功で自立ができれば、ひとりの作業は問題ないでしょう。
しかし、たいていの場合は、まわりの誰かと一緒に仕事や作業をすることが多いと思います。

つまり、相手には相手のゴールがあるのです。

なぜ人は勝ち負けの判断になってしまうのか

悩んでる人

どちらかの意見を通すには、どちらかが折れないといけないじゃないか
「部活のレギュラー争い」「大会」「試験」「コンペ商談」などに限らず、A店で買った同じものが、となりのB店で半額で販売していたとしたら「負けた」気持ちになると思います。

わたしたちの生きていく中で、勝ち負けのあるできごとは日常で数多く経験しています。
こんな経験が、常に勝ち負けを考えるクセをつけてしまっています。


Win-Winに必要なもの

図をご覧ください。
相手のWinをかなえるためには「思いやり」の気持ちが重要です。

そして自分の意見をハッキリ伝えるためには「勇気」が必要です。

つまり、Win-Winを成し遂げるには「思いやり」と「勇気」が必要なのです。


Win-Winにならないときは見送る

常にWin-Winを考え、それがどうしても無理なら、No deal(取引しない、白紙に戻す)を伝えることが、お互いにとって長期的には望ましいと言えます。

なぜなら、また状況が変われば、Win-Winにできる可能性が残るからです。


習慣5:理解し、そして理解される

相手を尊重し、相手とWin-Winの関係を実現するためには、相手をよく理解することからはじまります。
もしあなたが、あなたが相手の見方を分からないままでいると、その相手との関係を思うように育てることができません。

[理解する]→[理解される]の順番が重要

ものの見方は人それぞれ異なります。

パラダイムの絵でも紹介したように、「2人が向き合っている」「トロフィー」と2つの意見が対立するときがあります。

相手に理解されるためには、あなたが相手をよく理解することが大切です。
相手をまず理解しようとすることで、初めて相手もあなたを理解してくれるのです。


理解するには「聞き上手」になれ

相手を理解するには、相手の言うことをよく聞くことが重要です。

悩んでる人

どうすれば聞き上手になれるの?
重要なのは「共感すること」です。
相手を理解するには次の4ステップを試してみてください。
STEP.1
相手のコトバをくりかえす

STEP.2
自分のコトバに置きかえる

STEP.3
相手の気持ちをコトバにする

STEP.4
自分の気持ちに置きかえなが気持ちにもふれる


習慣6:シナジーを考える

シナジー(相乗効果)とは、「1+1」が3にも4にもなることです。

異なる考え方がぶつかって、新たにできる案は「妥協案」ではなく相手と自分の相違点を克服した「第三案」です。
相手の相違点は「障害」ではなく、第三案を生むための「機会」としてとらえましょう。

具体例

ある2人の少年が、同僚にプレゼントを何にしようか話し合っていましたが、

Aくん

花束にしよう
でも長く使えるものがイイよね

Bくん

2人が時間をかけて話し合った結果、
「ハーバリウム」をプレゼントすることで、お互いが同僚のことを想って納得のいく買い物ができました。

シナジーをつくるコミュニケーション

シナジーをつくりだすためには、高いコミュニケーション能力が必要です。
コミュニケーションをレベル別に分けてみていきましょう。

LEVEL.1
防衛的なコミュニケーション

自分に不利益が生じないようなコミュニケーションです。
Win-Loseの関係と同意です。

LEVEL.2
尊重的なコミュニケーション

自分の意見をハッキリ伝えず、衝突を避けるコミュケーションです。
自分の考えを相手に伝えられていないため、シナジーを生むことはできません。
Lose-Winか妥協のWin-Winの関係と同意です。

LEVEL.3
シナジー的なコミュニケーション

お互いの意見を歓迎し、みんなが自由に発言できるため、力を合わせて第3の案を探すことができます。

お互いに信頼しあい、協力し合うほど、コミュニケーションのレベルが高くなります。
シナジーを生み出すコミュニケーションとは、互いに伸び伸びと発言し、力をあわせることが最も重要だということが分かります。


習慣7:刃を研ぐ

これまでの習慣で、あなたは人生を切りひらくオノを手に入れたわけですが、切れ味が悪いと何も切れません。

最後の習慣は、オノの刃を研いで自分自身をずっと成長させるための習慣です。

自分への投資が大切

Twitterをみれば、最速で稼いでる人はとても目立ちますね。
テレビをつければ、同年代の有名人が自分よりずっと活躍し、稼いでる現実を見て焦る経験はありませんか?

ほとんどの人は、そんなインフルエンサーたちを目の当たりにして、結果ばかりに捉われ「早く結果を出したい」とあせって、自分の能力をみがくことを後回しにしてしまいがちです。

これでは、切れ味の悪いオノを必死に動かして、大木を切り倒そうとしているようなものなんです。
時間ばかりがかかって、いつまでも気を倒すことができないでしょう。

自分という財産に投資するほど、確実で、大きな効果が望める投資はないのです。

悩んでる人

具体的にどうやって自分に投資するのさ

「7つの習慣」では人を形づくる4つの要素への投資が紹介されています。


人を形づくる4つの要素に投資する

わたしたちは

  • からだ
  • 知性
  • 人間関係
の4つの要素で形づくられています。
どのように投資するのかひとつずつ見ていきましょう。

①からだをみがく

すこやかなからだを保つことの重要性は説明するまでもありませんね。
以下のポイントが重要です。

  • からだにイイものを食べる
  • よく寝る
  • 適度な運動をする

②心をみがく

平常心を保ち、冷静な行動をするためには心をみがく必要があります。
以下のポイントが重要です。

  • 音楽を聴く
  • 心からホッとできる時間をつくる

③知性をみがく

知識を積み上げ、経験することで、自分で考える力をつけ、客観的なものの考え方を習得できます。
以下のポイントが重要です。

  • 本を読む
  • 自分の経験をアウトプットする(Twitterや人に教える)

④人間関係をみがく

まわりの人と上手につきあい、自分自身がイイ感情を保つことができます。
最初は難しいかもしれませんが、うまくいったり、失敗したりを繰り返すことで、自然をできるようになります。
以下のポイントが重要です。

  • 普段の生活で習慣4~6の実践をくりかえす


まとめ

習慣4のポイント

  • Win-Winを成し遂げるには「思いやり」と「勇気」が必要
  • Win-Winにならないときは見送る

習慣5のポイント

  • [理解する]→[理解される]の順番が重要
  • 相手を理解するには、相手の言うことをよく聞く

習慣6のポイント

  • 異なる考え方がぶつかって、新たにできる「第三案」は、相手と自分の相違点を克服した証
  • シナジーをつくるコミュニケーションが重要

習慣7のポイント

  • 自分への投資が大切
  • 人を形づくる4つの要素に投資する

頭で理解するのと、実際にやってみたことでは、ずいぶん違います。
いざ実践してみると色んな壁にぶつかるかもしれません。

そんなときは、「7つの習慣」をくりかえし実施することで一段成長した自分になって再チャレンジしましょう!

7つの習慣によって、皆さんが本当の成功をつかめることを願っています。

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