【仕事効率化】Excel(エクセル)でよく使う関数Top10

悩んでる人

仕事を効率化させるエクセルの使い方が知りたい
こんなお悩みを解決します。

Excel関数は、手作業と比較して計り知れないメリットが存在します。

ひぐらし

関数のメリット

  • 手入力ミスの削減
  • 自動化による時間効率化
  • 1度作りこめば、使いまわしもできる

ひぐらし

今回は、特に事務作業で多様する関数を10コに厳選してご紹介します。

合計を計算したい【SUM関数】

ひぐらし

セル参照(単一セル、セル範囲)で、指定した数値を合計します。業務で最も使用する基本的な関数です。
構文

=SUM(A2:A10)

A2セルからA10セルまでの値を合計します。

=SUM(A2,A5,A10)

A2セル、A5セル、A10セルの値を合計します。

=SUM(A2:A10, C2:C10)

A2セルからA10セルまでの値とC2セルからC10セルまでの値を合計します。

使い方

合計値を出したいセルをクリックして、「=SUM(」まで入力します。
※まだ[Enterキー]は押さないで

この後は、それぞれの場合で操作が異なります。

範囲指定をする場合

範囲を、キーボード入力またはドラッグアンドドロップで指定します。

[Enterキー]を押すことで、値が反映されます。

※[Enterキー]を押すと自動で閉じカッコ”)”が入力されます。便利ですね。

個々のセルを指定する場合

指定セルを、キーボード入力またはマウスクリックで指定します。
マウスを使用する場合は”,”入力は不要ですが、[ctrlキー]を押しながらクリックしていきます。

[Enterキー]を押すことで、値が反映されます。

よくある質問

#VALUE! が表示されます。

数値以外 (テキストや空白文字) の値を指定している可能性があります。


#REF! が表示されます。

行または列を削除すると、SUM 関数は自動的に更新されますが、数式からは削除された行が除外されず、#REF! エラーを返します。


条件に一致する個数を数えたい【COUNTIF関数】

ひぐらし

1つの検索条件に一致するセルの個数を表示できます。
構文

=COUNTIF(A2:A10,”London”)

A2セルからA10セルまでに「London」という文字がいくつあるかを表示します。

=COUNTIF(B2:B10,”>55″)

B2セルからB10セルに含まれるセルのうち、55 より大きい値が入力されているセルの個数を求めます。

使い方

女性の人数を表示してみましょう。

STEP.1
結果を表示したいセルをクリックして、「=COUNTIF(」まで入力します。
※まだ[Enterキー]は押さないで

STEP.2
検索範囲を、キーボード入力またはドラッグアンドドロップで指定します。

STEP.3
半角カンマ[,]を入力します。

STEP.4
[女性]という文字を半角ダブルクォーテーション[“]で囲むように入力します。

STEP.5
[Enterキー]を押すことで、値が反映されます。

よくある質問

想定と違う結果が表示されている。

検索条件(例でいう[女性])は、必ずダブルクォーテーション[“]で囲んでください。


平均値を求めたい【AVERAGE関数】

ひぐらし

セル参照(単一セル、セル範囲)で、指定した数値を平均化します。使い方はSUMと似ています。
構文

=AVERAGE(A2:A10)

A2セルからA10セルまでの値を平均化します。

=AVERAGE(A2,A5,A10)

A2セル、A5セル、A10セルの値を平均化します。

=AVERAGE(A2:A10, C2:C10)

A2セルからA10セルまでの値とC2セルからC10セルまでの値を平均化します。

使い方

平均値を出したいセルをクリックして、「=AVERAGE(」まで入力します。
※まだ[Enterキー]は押さないで

この後は、それぞれの場合で操作が異なります。

範囲指定をする場合

範囲を、キーボード入力またはドラッグアンドドロップで指定します。

[Enterキー]を押すことで、値が反映されます。

※[Enterキー]を押すと自動で閉じカッコ”)”が入力されます。便利ですね。

個々のセルを指定する場合

指定セルを、キーボード入力またはマウスクリックで指定します。
マウスを使用する場合は”,”入力は不要ですが、[ctrlキー]を押しながらクリックしていきます。

[Enterキー]を押すことで、値が反映されます。

よくある質問

#VALUE! が表示されます。

数値以外 (テキストや空白文字) の値を指定している可能性があります。


#REF! が表示されます。

行または列を削除すると、SUM 関数は自動的に更新されますが、数式からは削除された行が除外されず、#REF! エラーを返します。


最小値、最大値を求めたい【MIN,MAX関数】

ひぐらし

セル参照(単一セル、セル範囲)で、指定した数値の最大と最小を求めます。使い方はAVERAGE同様です。
構文

=MAX(A2:A10)

A2セルからA10セルまでの最大値を表示します。

=MAX(A2,A5,A10)

A2セル、A5セル、A10セルの最大値を表示します。

=MAX(A2:A10, C2:C10)

A2セルからA10セルまでの値とC2セルからC10セルまでの最大値を表示します。

MEMO
[MAX]を[MIN]に変更するだけで、最小値を求める構文になります。
使い方

平均値を出したいセルをクリックして、「=AVERAGE(」まで入力します。
※まだ[Enterキー]は押さないで

この後は、それぞれの場合で操作が異なります。

範囲指定をする場合

範囲を、キーボード入力またはドラッグアンドドロップで指定します。

[Enterキー]を押すことで、値が反映されます。

※[Enterキー]を押すと自動で閉じカッコ”)”が入力されます。便利ですね。

個々のセルを指定する場合

指定セルを、キーボード入力またはマウスクリックで指定します。
マウスを使用する場合は”,”入力は不要ですが、[ctrlキー]を押しながらクリックしていきます。

[Enterキー]を押すことで、値が反映されます。

MEMO
[MAX]を[MIN]に変更するだけで、最小値を求める構文になります。

よくある質問

#VALUE! が表示されます。

数値以外 (テキストや空白文字) の値を指定している可能性があります。


#REF! が表示されます。

行または列を削除すると、SUM 関数は自動的に更新されますが、数式からは削除された行が除外されず、#REF! エラーを返します。


指定桁数で切り上げたい【ROUNDUP関数】

ひぐらし

指定した桁数で切り上げることができる関数です。四捨五入ではなく、切り上げであることが特徴です。
構文

=ROUNDUP(数値,桁数)

指定した数値を指定した桁数で繰り上げします。

=ROUNDUP(A2,0)

A2セルの小数点以下を切り上げます。

=ROUNDUP(3.14159, 3)

3.14159 の小数点第3位より以下を切り上げます。結果は3.142になります。

使い方

全員の点数平均の小数点以下を切り上げてみましょう。

STEP.1
結果を表示したいセルをクリックして、「=ROUNDUP(」まで入力します。
※まだ[Enterキー]は押さないで

STEP.2
対象数値のセルをクリックします。

STEP.3
半角カンマ[,]を入力します。

STEP.4
[0]を入力します。

STEP.5
[Enterキー]を押すことで、値が反映されます。

よくある質問

十の位を切り上げたい。

桁数を[-2]で指定することで表現できます。


切り上げではなく、四捨五入したい。

[ROUNDUP]ではなく、[ROUND]の構文で書き換えてください。


表に行番号をつけたい【ROW関数】

ひぐらし

表番号を関数化しておくと、行を追加したときも自動的に反映してくれるのでラクです。
構文

=ROW()

現在のセル行数を表示します。

=ROW()-3

現在のセル行数から-3した数字が表示されます。
表番号を調整する際に役立ちます。

使い方

STEP.1
結果を表示したいセルをクリックして、「=ROW()」を入力します。
ここでは4行目に[1]を表示させたいので、[=ROW()-3]となります。

STEP.2
マウスポインタをセルの右下に重ねて、ポインタが「+」と表示さている状態で、票の一番下まで、ドラッグアンドドロップでコピーします。

STEP.1
行挿入しても、行番号は自動的に変わっています。

よくある質問

マウスポインタをセルの右下に重ねても、ポインタが「+」にならない。

「ファイル」より「オプション」を開き、「詳細設定」を選択します。
「フィル ハンドルおよびセルのドラッグ アンド ドロップを使用する」がチェックされている状態か確認してください。※チェックがないと使えません。


日付や曜日を表示したい【DATE関数】

ひぐらし

日付を関数化しておくと、定期的に取り扱う資料にも自動的に反映させるため、手入力の手間が省けます。。
構文

=DATE(年,月,日)

直接入力する場合の構文です。
入力はYYYYMMDD 形式のため、[年]は西暦表記の4桁、月日は十の位がない場合は[0]を入力します。

=DATE(YEAR(A2),MONTH(A2),DAY(A2))

A2セルの年、月、日を参照(コピー)して表示します。

=DATE(YEAR(A2),MONTH(A2)-2,DAY(A2))

A2セルの年、日を参照(コピー)し、月は、A2セルから2か月前の数値で表示します。

使い方

ここでは、[結果通知日]の1か月前の日付を表示してみましょう。

STEP.1
[結果通知日]のD2セルに[ctrlキーと押しながら+キー]を押して、本日の日付を入力します。

STEP.2
結果を表示したいセルをクリックして、「=DATE(YEAR(D2),MONTH(D2)-1,DAY(D2))」を入力します。

よくある質問

月だけ表示したい

MONTH関数を使用します。
例題同様、[結果通知日]の1か月前の月を表示したい場合は[=MONTH(D2)-1]を入力します。


条件に応じて処理を変えたい【IF関数】

ひぐらし

条件に応じて表示内容が変化します。
SUM関数同様に使用頻度が高い関数です。
構文

=IF(条件式,条件一致のときの処理,条件不一致のときの処理)

条件式は[A2>80]のように条件文を入力します。
分岐後の処理が[文字]である場合は、ダブルクォーテーション[“]で囲みます。

=IF(A2>F4,”合格”,”再テスト”)

A2セルの値がF4を超える場合は[合格],それ以外は[不合格]を表示します。

使い方

平均点を境目にして、[合格][再テスト]を表示させる式を作ります。

STEP.1
結果を表示したいセルをクリックして、「=IF(」まで入力します。
※まだ[Enterキー]は押さないで

STEP.2
評価対象者の点数をクリックし、[>]入力後、F12セル[平均点]をクリックします。
※まだ[Enterキー]は押さないで

STEP.3
半角カンマ[,]を入力後、[“合格”]を入力します。
※まだ[Enterキー]は押さないで

STEP.4
半角カンマ[,]を入力後、[“再テスト”]を入力して[Enterキー]を押します。

よくある質問

#NAME? が表示されます。

分岐後の処理が[文字]である場合は、ダブルクォーテーション[“]で囲まれているか確認してください。


#REF! が表示されます。

指定したセルの行または列が削除されている可能性があります。


複数の条件を組み合わせたい【IF関数(OR,AND)】

ひぐらし

複数の条件を組み合わせて複雑な条件文を作ることもよくあります。
構文

=IF(AND(条件式1,条件式2),条件が一致のときの処理,条件が不一致のときの処理)

ANDの場合は、条件式1も2も両方満たさないと[一致]になりません。
ORの場合は、どちらかの条件式を満たせば[一致]となります。

=IF(AND(A2>F4,A2>G4),”合格”,”再テスト”)

A2セルの値がF4かつG4を超える場合は[合格],それ以外は[不合格]を表示します。

=IF(OR(A2>F4,A2>G4),”合格”,”再テスト”)

A2セルの値がF4またはG4を超える場合は[合格],それ以外は[不合格]を表示します。

使い方

国語と数学の両方の平均点を境目にして、[合格][不合格]を表示させる式を作ります。

STEP.1
結果を表示したいセルをクリックして、「=IF(AND(」まで入力します。
※まだ[Enterキー]は押さないで

STEP.2
続けて[E6>F12,F6>F13)]を入力します。
※まだ[Enterキー]は押さないで

STEP.3
半角カンマ[,]を入力後、[“合格”]を入力します。
※まだ[Enterキー]は押さないで

STEP.4
半角カンマ[,]を入力後、[“不合格”]を入力して[Enterキー]を押します。

よくある質問

#NAME? が表示されます。

分岐後の処理が[文字]である場合は、ダブルクォーテーション[“]で囲まれているか確認してください。


#REF! が表示されます。

指定したセルの行または列が削除されている可能性があります。


1つのセルに文字と関数両方使いたい【&で結合】

ひぐらし

文字と関数を1つのセルに結合することで、極力自動化しましょう。
構文

=”文字”&関数&”文字”

文字列連結演算子の「&」(アンド) を使って文字と関数を結合できます。

=”今日は”&A2&”です。”

[今日は”A2のセルの値”です。]を表示します。

使い方

[不合格]に対して、来月再テストがある旨を記載してみましょう。

STEP.1
結果を表示させたいセルに[=”不合格は”&MONTH(D2)+1&”月”&DAY(D2)&”日に再テストを実施します。”]を入力します。

STEP.2
[Enterキー]を押すことで、値が反映されます。

よくある質問

エラーメッセージが表示されます。

[文字]がダブルクォーテーション[“]で囲まれているか確認してください。
つなぎ目の[&]が抜けている場合もございます。

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