悩んでる人
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やり抜く人の9つの習慣
- 目標に具体性を与える
- 目標達成への行動計画を立てる
- 目標までの距離を意識する
- 現実的楽観主義者になる
- 成長することに集中する
- やり抜く力を持つ
- 意志力を鍛える
- 自分を追い込まない
- やめるべき事よりやるべき事
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目次
1.目標に具体性を与える

例えば「痩せたい」と思ったときに、目標を「痩せる」ではなく、「3か月後までに2キロやせる」としたほうが求める成功の姿がハッキリと見えます。
具体的な目標をたてるには3つのステップがあります。
(1)漠然とした目標をたてる
まずは自分のなりたい姿を想像します。
ここでのポイントは
- 痩せたい
- ブログで稼ぎたい
「痩せたい」「ブログで稼ぎたい」といった漠然とした目標を、以降のステップで具体化していきます。
(2)ゴールを明確にして目標を書き直す
それでは、少しずつ目標を見えるように具体化していきましょう。
どうなったら「目標が達成できた」と言える状態か、ゴールはどこかを設定していきます。
「痩せたい」「ブログで稼ぎたい」といった目標であれば、
- 8号ジーンズをはけるようになる。
- ブログ月収が本業の半分を超える。
(3)ゴールから”得られるもの”とゴールまでの”ハプニング”を想定する
「目標を達成して得られること」「そこに至るまでに考えられる障害」を考えてみましょう。
それぞれ2つほど考えることができれば、具体性をよりグッと上げることができるでしょう。
目標が「痩せたい」の場合の例
ゴールから”得られるもの”
- モテるようになる
- 健康的になる
ゴールまでの”ハプニング”
- 好きな食べ物が口にできない
- 本業が忙しくてダイエットに時間が割けれない
自分にとって”得られるもの”と”ハプニング”を考えることで、目標に対して「何をすべきか」が具体化されたのではないでしょうか。
次はいよいよ、自分が立てた目標を実行していきましょう。
2.目標達成への行動計画を立てる

成功をつかむには、日々の小さな積み上げが必要になります。
目標達成のためには、やるべき行動を着実に実行するためには「いつ何をやるか」をあらかじめ予定に入れておくべきです。
そこでオススメの方法は「if-theプランニング」で行動を具体化することです。
(1)if-theプランニングで行動を具体化する
if-theプランニングとは「XならYする」といった条件を決めてしまう事です。
具体例
朝8時になったら何が何でも、3kmのウォーキングにでかける
といった具体に決めるのです。
ポイントは「いつ」を定期的な時間に定めることで、習慣化できる仕組みをつくること。
心理学の実験で、if-theプランニングで行動を具体化した人のうち、実に91%が習慣化に成功したという研究結果がでたそうです。
逆にif-theプランニングで行動を具体化しなかった人は31%程度の習慣化成功にとどまりました。
(2)ハプニングを想定したif-theプランニングを用意しておく
実行にハプニングはつきものです。
事前にハプニングを想定したプランに落とし込むことができれば、「予定時間に急な予定が入って実行できなかった」という不測の事態を少しでも回避することができます。
具体例
もし、8時に仕事が入ったら、帰りは1駅分歩く。
まず、やるべきことをはっきり決める、そしてif-theプランニングに行動を落とし込めれば、あなたは1日を何倍にも有意義に過ごし、目標達成への行動を着実に実行することができるでしょう。
3.目標までの距離を意識する

どんな目標でも、今どれだけ進んだ状況にいるかを把握するのは重要ですよね。
例えばマラソンでも、自分の順位とゴールまでの距離を頭に入れることで、「どの地点からスパートかけないと間に合わない」「あとどのくらいなら今のペースを保とう」などを決めると思います。
これは目標における行動にも同じです。
ただがむしゃらに努力するするのではなく、日々、どれだけ進歩しているかをフィードバック(振り返る)する必要があるんです。
(1)フィードバックのやり方
進捗が遅れている場合は、if-theプランニングを見直す
フィードバックによって、これまでの自分の進捗具合を確認し、良いペースかどうかを確認します。
ペースが著しくない場合は、if-theプランニングを見直します。
フィードバック前のif-theプランニング
朝8時になったら、3kmのウォーキングにでかける
フィードバック後のif-theプランニング
朝8時になったら何が何でも、4kmのウォーキングにでかける
フィードバックの頻度
フィードバックの頻度は目標期間からゴールまでの期間によって変わります。
目標期間がゴールの大きさに対して短い場合は頻繁にフィードバックをする必要があります。(逆に長期間ならゆったりでも問題なし)
なぜなら、期間が短いということは「命取り」になりかねないからです。
具体的なフィードバックの頻度は試行錯誤で柔軟に変動するのが基本です。
(2)”これから思考”で目標までの距離を出す
“これまで思考”とは文字の通り、フィードバック同様これまで進んできた自分を見ることです。
しかしながら、このこれまで思考が強くなり過ぎると、早い段階で達成感を感じて気が緩んでしまう、もしくは、何一つ目標に近づけていないという感覚に陥り、いずれもモチベーションが下がってしまいます。
モチベーションを保つには、”これから思考”を重視し、目標までの距離を測ることが大事です。
4.現実的楽観主義者になる

目標に向かって努力をする際に、ポジティブに考えることはやはり大切です。
「目標を達成する力が私にはある」「私は必ず成功する」と信じることはモチベーションを高める大きな要因となります。
重要なのは悲観的(ネガティブ)にならずに、現実的な思考で楽観的(ポジティブ)になることです。
現実的楽観主義になるPOINT
- 問題や障害は必ず起こるということを受止める
- 困難に向かって立ち向かう自分の姿を想像する
- ハプニングを想定して、あらかじめ選択肢を用意しておく
だからと言って成功するイメージを諦めていません。
どうしたら成功できるか?を考えて選択肢をあらかじめ用意して、行動することが重要になります。
5.成長することに集中する

「自分は必ず成功する」と信じることと同じくらい大切なことがあります。
それは「今はできなくても、できるようになる」ということを信じ切ることです。<
(1)焦らない、完全主義にならない
結果を得るには時間が必要だということを知ることが重要です。
例えば、ダイエットでは自分の体重に反映されるまで少なくとも2か月はかかります。
その事実を自分で受止めきれないと、「早く結果が出ない」とモチベーションが下がってしまいます。
いっそのこと「失敗してもいい」と開き直ってしまいましょう。
実際に、「失敗してもいいからやる」と開き直ったほうが、実際に失敗する可能性は大幅に低くなるという研究結果まで出ているほどです。
(2)他人と比較しない
あなたは成長していると実感できますか?
今の自分と過去の自分を比較してみてください。
もし答えが「ノー」であれば、if-theプランニングを見直してみてください。
6.やり抜く力を持つ

悩んでる人
その判断は少し早すぎます。
努力する事、正しいif-theプランニングを立てること、そして現実的楽観主義で成功するまであきらめないこと。
これらは決して生まれつきの素質なんかではありません!!
(1)足を引っ張っているのは固定的知能観
自分の苦手な事に直面すると、「自分にはどうせ無理」「失敗したのは自分のせいだ」と考え、ふさぎ込んでしまいます。
このような考え方は自分の成長の機会を、自分で摘み取ってしまっています。自らチャンスを手放しているので、やり抜くことは難しくなります。
(2)必要なのは拡張的知能観
固定的知能観と逆の考え方が拡張的知能観です。
やりぬく人になるための重要な考え方で、失敗の原因は「努力不足だ」「if-theプランニングを誤った」と考えるので、自分のせいではなく、努力や行動のせいにするのです。
自分でコントロールできることに原因があるとすれば「自分のがんばり次第」と信じることができるので、その後の行動に踏み出すことができ、大きな成果を得られるようになるのです。
7.意志力を鍛える

意志力とは、筋肉同様使わなければ衰え、鍛えれば強くすることができます。
意志力の鍛え方
今まで自分がやってこなかったことを自分の意志でやってみることです。
ここでもif-theプランニングを使ってみましょう。
例えば、スイーツを食べたくなったら、素焼きアーモンドの小袋1パックを食べる。
最初はつらいと思います。特に糖分は依存性が強いためしんどいと思いますが、2週間もすれば慣れます。
不思議とスイーツを見ても何も感じなくなるのです。
この例に限らず、新しく挑戦することには必ず「誘惑に打ち勝つ」必要があるのです。
禁煙しようと思ったら、喫煙は我慢しないといけないように、ダイエットするにも、大好きなラーメンは控えないといけません。
意志力は有限
がんばって続けてきても誘惑に負ける時があります。
それは、意志力のライフポイントが底を尽きたときです。
最初の3日は気張って糖分を控えていても、4日目の付き合いの飲み会後にラーメンの誘惑に負けてしまうのはライフがゼロのときです。
でも安心してください。意志力は回復できます。
意志力の回復薬
- 気分が良いこと全般をする(筋トレ、運動、気分転換など)
- 頑張ってきた自分を褒める。とにかく褒める。
- 松岡修造を思い出す。
意志の力は日々の小さな積み重ねで鍛えることができます。
安心してください。あなたにも必ず意志力を鍛えることができます。
自分を信じて少しずつトライしてみてください。
8.自分を追い込まない

意志力を鍛えるにも限界があります。
どこに限界があるのかは人それぞれですが、追い込みすぎるとガス欠を起こしてしまうので注意が必要です。
目標が大きいなら一つに絞る
例えば、大きなダイエット目標「3か月で10kg痩せる」というのと、「3か月でブログの付き収益1万円をめざす」というのを並行して進めると、ガス欠を起こしてしまう可能性があります。
これは、目標の大きさに対して自分の馬力が足りていないためです。
いっそのこと目標を一つに絞りましょう。
たまには休みましょう
気負いすぎて毎日実施する必要もありません。
自分がもう無理と感じたら、いったん休んでみるものありです。
しかし、挫折とは違って1か月単位で休んでしまうと再開するのがしんどく感じてしまいますので、あらかじめ休憩期間を決めておくのも良いと思います。
9.”やめるべきこと”より”やるべきこと”に集中する

(1)”○○しない”を”○○する”へ
「ダイエットしたい」「職場で昇進したい」「ブログで稼ぎたい」
こうした目標を達成したいなら、上手な目標を設定する必要があります。
上手な目標を立てるPOINTは“やめるべきこと”より”やるべきこと”を目標とすることです。
具体例
ダイエットを目標とした時には「食べ過ぎない」「3か月スイーツを食べない」という○○しないことよりも、「3か月で1kg痩せる」「サイズを1ランクダウンさせる」のように○○するに変える。
こうした目標は、行動への衝動を、より高めてくれます。
(2)”○○する”をif-theプランニングで考える
目標を立てたらif-theプランニングで具体化しましょう。
ここまで読んでいただいた方ならもう耳にタコができていると思いますが、この行動が重要なのです。
具体例
もし、次にラーメンの誘惑に負けそうになったら、代わりにこんにゃく麺にして食べる。
おわりに
成功とは「正しい選択」「正しい戦略」「正しい行動」によって成し遂げられます。
決して生まれ持ったDNDが成功へ導くものではありません。これだけは声を大にして言えます。
今回ご紹介した9つの習慣をいつも心に置くことで、達成できない目標などないと、自信をもって行動していってほしいと思います。
